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日本医師会が
「医学部カリキュラム」、 「臨床実習免許(仮)」、「初期臨床研修」 についての考えを発表していたんですね。 日本医師会 該当ページ: http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20110119_1.pdf 一般教養を医学教養(社会学・哲学・心理学など)にする: →個人的には文学が入っていないのが気になる。 一般教養くらい自由に選ばせてやってもいいと思うのですが・・・ ただでさえ学年が上がるにつれて時間はなくなるというのに。 むしろ一般教養の授業をハリのあるものにして! CBTとOSCE、面接試験合格後に臨床実習免許(仮)を授ける: →5~6年生の実習時に採血などもできるようになり、 ただ立って見学だけしてる、なんてことがなくなるという感じ。 見学だけだと眠いという話を聞くので良いような感じはするけど、 何か問題が起きたときは大丈夫なのかな? 勉強しに実習にきているのに、ただ働かされてるだけにならないかな? 研修医は初期研修の1年間、出身大学のある地域に残って 地域医療を経験すること: →どこまでの地域医療を経験するのか、私にはよくわかりませんが・・・ いわゆる「僻地の病院」で1年間過ごすとしたら、抵抗があります。 なぜなら、大学出たての若い時期にはいろんな症例のある 忙しい病院で技術や知識を叩き込みたいからです。 体力のある時期の1年は貴重だし。 残念ながら、今のままではおそらくこの「1年」を義務と考え、 1年後にはこの地域を出ていくひとが多数いると思われます。 (うちの地域では地元出身者も数多く県外へ出ます) むしろ、今後この「1年」が伸びそうな予感。 医師を残すとりあえずの処置なのでしょう。 消費税増税みたいなものかな? 徐々に、徐々に増えていく・・・ 日医は「大学が国家試験予備校化してる」ことに 難色を示しているもようです。 でも新カリキュラムを見る限り、 ますます大学が予備校化しているように思えるのは私だけでしょうか。 一般教養の幅を狭め、医学教育を前倒しでやっていき、 高学年では(限定される予定とはいえ)医療行為が行える。 これは「臨床医育成の効率化」を目指したものなのでしょう。 医学発展のための研究医のことや 「良い医師」とはどんなものであるのかなど 考えなければいけないことは山積みです。 PR |
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