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同級生たちはメールや電話、
または直接、私の体調を気遣ってくれていて、 嬉しいやら申し訳ないやら、もったいない気持ちでいっぱいです。 入学してから1年少しの間、 年上らしいことを何一つしていないのに(遅刻・欠席・再試・再提出・成績中の下)、 仲間(遊び・勉強)に入れてくれていたみんながいたから、 ここまでなんとかやってこれたのだと思います。 でも、それに甘えてしまっていたんですね。 それが、この2年次の過密カリキュラムで露呈したんだと思います。 誤魔化しきれなくなったんですね。 文系出身で、運よく国立の医学部に合格し、そして2年次に進級できたことなど、 実力以上に調子に乗っていたのかもしれません。 それが、中・高学年でなく、 差が広がる前の低学年の今わかったのは、将来的に考えて良かったのかもしれません。 親が医師であったとはいえ、開業をしていたので、 病棟で働く医師の実態がよくわかっていなかった私は、 医学部にきて、先輩たちの話を聞いて、 自分が臨床の場で働けるようになるのか、自信がなくなってきました。 6年という在学期間は長いように思われますが、(入学前や暇な時期は確かにそう思います) 卒業後、「医師」として社会へと出され、責任を負う立場になることを考えると、 それは決して長いものではないように思います。 実際、今年卒業された先輩の多くが、 春から医師として働くことに不安を持っていました。 脳外科や麻酔科を希望している優秀な先輩たちもです。 いわんや2年次の解剖でつまづいている私をや。 来年、3年次に進級できるかどうかはわかりません。 将来、医師になれるかどうかもわかりません。 その後、医師として働き続けていけるかもわかりません。 医学部に入ったからといって医師になれるわけでなく、 医学部に合格することは始まりにすぎない、 むしろ入ってからが大変、 医師は一生勉強が求められる・・・ これらは、予備校で聞いたときは半信半疑だったけど、 入学後、本当のことだと思いました。 最後に、最近先生に言われた言葉で印象に残ったものを。 「自分一人しか医者がいない状況で、患者が運び込まれてきた。 将来、お前は指示を出さなくてはならない立場になる。 スタッフはお前の判断を待っている。 お前は今にも死にそうな患者を目の前にして、 ”勉強不足でわからない” ”こんな症例は見たことがない。私にはできない” と言えるのか?」 ・・・ 受験の時は 「私は入学後も勉学に励み、一生涯医師として必要な知識を身に着けていくつもり」 とかなんとか本気で答えて、自分にはそれができる!と思っていました。 でも入学してみて、まがりなりにも医学に触れてからは、 医学の範囲の広さ、深さ、 そして研究が進んでどんどん新しい情報が増えるという状況を目の当たりにして 簡単にそんなことは言えないのだとようやくわかったのです。 PR |
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本当にお人柄が現われてるブログですね。当方は再受験中で、最近集中できず悩んでましたが、この記事に出会えて何だか気持ちが吹っ切れました。本当に感謝しております。受験まで残りのわずかな期間、頑張ろうと思います。
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> ゴートゥななしさん さん
再受験中とのことで、忙しく天王山の夏を過ごされていることと思います。 でも、同時に夏から秋にかけてのこの季節は、 春の緊張感が薄れ、暑さからくる体調不良なども現れやすいころですよね。 2年前のことを懐かしく思い出しました。 趣味で続けているブログですが、何らかのお役に立てたなら嬉しいです。 暑い日が続きます。ご自愛ください。
【2011/07/20 18:16】| | mediyo #576f10017b [ 編集 ]
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