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【2024/04/19 09:56 】 |
数学・化学について
まず、数学について。

偏差値:60→50(下がりました)
マーク模試:だいたい8割前後
センター本試:1Aが8割ちょい、2Bは6割ちょいぐらい

使ったもの:予備校のテキスト、黄色チャート

受験時期を通して、一番時間を費やした科目でした。
予備校の先生の言うとおりに努力を重ねたつもりでした。
それでも思うように点数は伸びず、
苦手意識を消すことはできませんでした。

上のような成績ですので、数学に対しては
何もアドバイスのようなものはできそうにありません。

次に化学について。

偏差値:だいたい65~70をうろうろ
センター:模試では9割~満点、本番は9割ぐらいだったかな?

使ったもの:予備校のテキスト(標準)、予備校のアドバンスゼミ(標準)、
       解説が詳しい重要問題集
       サブノート化学、化学図録


これもそれはほど自信のある教科ではありませんが、
センター系で気づいたことを書きます。

まず、センター化学は確実に満点を取るつもりで臨んだほうがいいです。
範囲が限られており、計算問題もパターンが決まっています。
生物選択者は特に生物で満点を取るのが難しいので、
物理選択者に化学で差をつけられると辛いと思います。

私は特にセンター化学の最後によく出るタイプの計算問題が苦手で、
本試験1ヶ月前に大慌てで、所有していたすべてのマーク模試、
センター過去問、マーク問題集をひっぱり出し、
それに該当する問題だけを解きまくりました。(時間がないですから)
最初は解けないことが多かったのですが、
その解説を読み、次の問題に取り掛かり、
そしてまた解説を読み・・・と繰り返すことで、
多少難化した本番で類題にもしっかりと対応できました。

あと、知識問題は決して馬鹿にせず、必ず得点すること。
覚えるだけで得点がもらえるなんてこんないいことはありません。

つまらない2点しかない問題でも、わからない知識問題が続くと
マイナス4点、6点、8点・・・ありえないことではないです。
そうなるともはや無視できない減点です。

ただでさえ国語や数学など、不安要素山積みのセンター。
不安要素は一つでも少ないほうがいいです。

私立・国公立二次についてですが、
志望大学の過去問は必ず目を通しておいたほうがいいです。
思わぬ分野の問題が易しく、そこが得点源になったりすることがあります。
高分子のところとか。
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【2010/11/27 21:42 】 | 再受験・合格まで | 有り難いご意見(4) | トラックバック()
今までに使った参考書~生物
偏差値的には一番上げ幅が大きくなり、
それがとても自信につながったので
思い入れのある科目です。

偏差値:40→平均70ぐらいまで上げました。
センターだと8割後半~9割ぐらい。

メイン:理系標準問題集生物(駿台文庫)
     遺伝がおもしろいほどわかる本(大堀先生のやつ)
     センター生物がおもしろいほどわかる本(中経出版)
サブ:ゼミノート(1・2両分野)・生物図録

私は生物の知識を忘れてしまっていたので
まずゼミノートからはじめました。
答えをみながら空欄を埋めていきました。
埋め終わった後は辞書的に使っていました。

次に理系標準問題集のA問題を一通りやりました。
最初から答えを見ながらやりました。
穴埋め問題などは、答えを問題に小さく書いておき、
わざわざ別冊の解答を見なくてもすぐ復習ができるように
しておきました。
気がついたときに、すぐ簡単に復習ができるというのは
とても大事なことだと思います。
A問題にだいたい自信がついたなと思ったらBへ。

問題集をやっていてわからないところ、用語以外は
2冊の「おもしろいほどわかる本」で調べていました。
大堀先生のものはとてもわかりやすいです。
特に、遺伝分野に悩んでる方におすすめ!
私は現役のときから遺伝分野がとても苦手だったのですが、
この2冊を読んで「そういうことだったのか!」と理解をし、
遺伝が得意分野になりました。

生物の記述問題について。
私もだいぶ悩んでいたことがあるので書きます。
模試で出題される基本的な記述問題なら理系標準問題集で事足ります。
あとは各大学によって求められる記述のレベルは違うので、
過去問を必ず見てください。
記述問題でわからないことがあったとき、問題集になくても
図録にその答えを見つけることができることが多いです。
(がん抑制遺伝子や抗体の多様性など)
生物図録または図表は手元に置いておく事をおすすめします。

最後に。
生物は満点を取りにくい教科であり、
選択するメリットとしてはその取っ付き易さにある、
とはよく言われます。
しかし、思うに本当のメリットは、
入試時に基本的な知識を身に着けておくことで
入学後の生命科学の分野の勉強がやりやすくなる、
ということにあると思います。
特に代謝・内分泌・免疫のところなどは医学部に入った後も
しっかりと学ぶことになります。(国試にも出ます)
今、入試に向けてやっているこの教科の勉強が、
医学生になった後も、医師になった後も役立つと考えたら、
それはとても「得」なことではないでしょうか。

【2010/11/23 10:17 】 | 再受験・合格まで | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
今までに使った参考書~英語
実は寮を出て実家に帰るときに
ほとんどすべてのテキスト・教科書を処分してしまいました。
思い出せる限り書いていきます。

英語
偏差値:だいたい年間通して70~75で安定してました。

メイン:河合のテキスト(構文・長文・文法)
サブ:システム英単語(駿台文庫)、Next Stage(桐原書店)

★これから予備校へ通う方・英語にさほど自信のない方へ★
文法(またはそのテキスト)を絶対に軽視しないでください。

ただ、Forest なんぞをやってくのはつまらないなので、
問題を解きながら覚えていったほうがいいです。
どうしてもわからないor深く理解したい場合に辞書的に使うと◎。

センターまでならネクストステージで十分。
私立になるとわけわからんイディオムがときおり出ますが、
だいたいそういうものはみんなもわからないことが多いので、
時間対効果を考えるとお勧めはNext Stage 一本。
これは絶対に夏休み前にほぼ完成させておくこと!
知識は早めに詰め込んで、夏休み中に演習をするためです。
余裕があれば予備校のテキストを。

文法と同じくらいに大事なのが構文です。
入試に出るのは長文ですが、問題として多く出るのが和訳。
正確に英文を訳すため、ひいては長文を正しく理解するために
構文の理解は欠かせません。
私は予備校のテキストを使っていました。

※河合の上級クラスの場合、
前期の構文・長文の授業はもぐってでも良い講師のものをを受けるべき!

リスニング
最初は30そこそこでしたが、
夏休みを過ぎてから40点は切りませんでした。

メイン:河合で配布されたリスニングCD

テキストは必ずしも見なくてもいいと思いますが、
CDだけは寝る前に必ず5分は聞くようにしていました。
私は現役時にリスニングがなく、かなり不安だったので、
どんなに眠くてもやっていました。

英語は継続することが、必ず本番に結びつく科目だと思います。
ただ知識もの(単語・イディオム・文法)は
夏休み前までに完成させておかないと後で痛い目に合います。
たいてい夏休みは英語の長文演習or数学の復習でつぶれるからです。

夏休みは思ってるほど時間はないです。
少なくとも昼間は暗記に費やす時間はないと思ってください。
夜寝る前などに10分、5分でもいいからコツコツ続けることが、
秋以降の自分の心労を軽くしてくれます。

【2010/11/22 08:02 】 | 再受験・合格まで | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
センター国語、小説
小説について。
小説って「小説らしい表現」から
登場人物のそのときの心情を読み取れ、
というのが多い気がします。

次の文章は太宰治の小説『母』の一部です。
(ここから
その会話に
って私は、男は帰還の航空兵である事、そうしてたったいま帰還して、昨夜この港町に着いて、彼の故郷はこの港町から三里ほど歩いて行かなければならぬ寒村であるから、ここで一休みして、夜が明けたらすぐに故郷の生家に向って出発するというプログラムになっているらしい事、二人は昨夜はじめて相逢ったばかりで、別段旧知の間柄でも無いらしく、互いに多少遠慮し合っている事などを知った。
「日本の宿屋は、いいなあ。」と男。
「どうして?」
「しずかですから。」
「でも、波の音が、うるさいでしょう?」
「波の音には、なれています。自分の生れた村では、もっともっと波の音が高く聞えます。」
「お父さん、お母さん、待っているでしょうね。」
「お父さんは、ないんです。死んだのです。」
「お母さんだけ?」
「そうです。」
「お母さんは、いくつ?」と軽くたずねた。
「三十八です。」
 私は暗闇の中で、ぱちりと眼をひらいてしまった。あの男が、はたち前後だとすると、その母のとしは、そりゃそうかも知れぬ、その
はずだ、不思議は無い、とは思ったものの、しかし、三十八は隣室の私にとっても、ショックであった。
「…………」
 とでも書かなければならぬように、果して女は黙ってしまった。はっと息を
んだ女の、そのかすかな気配が、闇をとおして隣室の私の呼吸にぴたりと合った感じがした。無理もない、あの女は三十八か、九であろう。
 三十八と聞いて、息を呑んだのは、女中と、それから隣室の好色の先生だけで、若い帰還兵は、なんにも気づかぬ。
「あなたは、さっき、指にやけどしたとか言っていたけど、どうですか、まだ、いたみますか。」と、のんきに尋ねる。
「いいえ。」
 私の気のせいか、それは、消え入るほどの力弱い声であった。
「やけどに、とてもよくきく薬を自分は持っているんだけどな。そのリュックサックの中にはいっているんです。塗ってあげましょうか。」
 女は何も答えない。
「電気をつけてもいいですか?」
 男は起き上りかけた様子だ。リュックサックから、そのやけどの薬を取り出そうと思っているらしい。
「いいのよ、寒いわ。眠りましょう。眠らないと、わるいわ。」
「一晩くらい眠らなくても、自分は平気なんです。」
「電気をつけちゃ、いや!」
 するどい語調であった。
 隣室の先生は、ひとりうなずく。電気を、つけてはいけない。聖母を、あかるみに引き出すな!
 男は、また蒲団にもぐり込んだ様子だ。そうして、しばらく、二人は黙っている。
 男は、やがて低く口笛を吹いた。戦争中にはやった少年航空兵の歌曲のようであった。
 女は、ぽつんと言った。
「あしたは、まっすぐに
うちへおかえりなさいね。」
「ええ、そのつもりです。」
「寄り道をしちゃだめよ。」
「寄り道しません。」
 私は、うとうとまどろんだ。
 眼がさめた時は、既に午前九時すぎで、隣室の若い客は出発してしまっていた。
(ここまで)



下線部、女が黙ってしまったのは何故か、と聞かれたら、
男の母親の年齢が自分と同じくらいだと知ってショックを受けたから
と言えると思います。
年齢の話を受けた後の反応ですし、後のほうで「電気をつけちゃ、いや」と
いう発言は主人公の「私」が言うとおり「聖母を明るみに引き出さないため」。
つまり、明るいところで男の母親とほぼ同年代である自分を見られたくないがため、
の女の発言であると考えられます。

しかもこの女は最初男に対して両親のことを聞いてくるなどして、
どちらかといえば男に対して他人の位置に自分を置いているのですが、
男の母親の年齢を聞いた後の女の発言「寄り道をしちゃだめよ」は、
他人というよりもどちらかと言えば自分を母親的なポジションに置いた上での
発言ととれます。

だからもし選択肢に「年齢的に女として魅力がないことにショックを受けた」
などとあったらそれはちょっと違うかなと思います。少し言いすぎかなと。
ただ、「ショックを受けた」のは間違いないと思うので、
「男の母親と自分の年齢が近いことにショックを受けた」
ぐらいが正解となるんじゃないかなーと思います。
引きすぎず、しかし主観が入り込みすぎない言い方です。

うーん、でももしこの作品が万が一次のセンターにでも出たらどうしよう。
この作品は短いので、登場人物の心情がはっきりと出てるのはこの部分くらい。
問題として出題されるとしたら十中八九この部分。
そのときは、私の意見は参考程度に留めておいて、がんばってください・・・

(この作品を取り上げたのは自分の好きな作品であることと、
それにこの作品のことをもっと知ってもらいたかったからです)

【2010/11/20 20:47 】 | 再受験・合格まで | 有り難いご意見(2) | トラックバック()
センター国語、評論

前のセンターの失敗があるので、アドバイスなんて
とてもできないのですが、
思い返してみると、評論で点が安定して取れるようになった
ときに気をつけていたことがあります。

たいしたことではないのですが、
評論の筆者と対話をするようにして、
この長い話のなかでこの人の訴えてることはなにか、
を汲み取ることを常に頭においていました。

これって普段人との会話のなかでもやってることだし、
なにより医者になって患者さんと向き合うために重要なことかも。

あとは「すべて問題を解き終わったあと、見直す」こと。
受験生としては当たり前のことなんですが、
前回の受験と違い、今回の受験は人生がかかっていたので
本当にこの選択肢を選んで間違いはないか、
見落としている表現はないか、
ほかの選択肢は本当に切ってよいのか・・・

など時間を目いっぱい使って再確認していました。

【2010/11/20 20:16 】 | 再受験・合格まで | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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