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【2025/02/23 01:13 】 |
医学生の6年間
ブログの更新頻度から伺える通り、
私は比較的暇です。

うちの先輩たちの話によると、
一般的な(つまりは単位認定がない)医学生の場合、

1年:
かなり暇。この時期に遊んどけ!と言われる
だが1年の専門課程の単位を取っとかないと来年以降やばい
再受験生は単位認定の恩恵を存分に受けてアルバイトすると◎。
勉強に精を出して解剖やら興味ある科目の予習するのも◎。
経済的な面でも、勉強麺でも「貯金」をつくっとく時期らしい。

2年:
6年のなかでも忙しい学年。
解剖実習、組織学、免疫学・・・などなど山場が多い。
先輩たちの話をよく聞いて、計画的に過ごさないとかなりきつい。
逆に、「医学生になった」という実感が出てくる頃らしい。
上級生いわく、
「解剖が終わると、みんな医学生らしい表情になる」らしい。

3年:
意外とそんな忙しくないらしい。
部活にも慣れてきて、役員などもする楽しいころ。
でも臨床医学(内科とか外科とか産婦人科とか)が入ってくるので
大変っちゃ大変。
2年生での疲れをとる時期、らしい。本当かな?

4年:
ポリクリ(病院実習)に進めるかどうかのカギとなる学年。
1~3年までに落としている単位がある場合、4年までになんとか取らないと
強制留年となる。怖い。こういう人が毎年結構いる。
秋以降は部活を引退する人が多く、OSCEやCBTの勉強をするらしい。
授業らしい授業を受ける、最後の学年。

5年:
ポリクリが始まる。
白衣を着て医学部をうろうろしている人はたいてい5年生。
最初はあんまり似合ってないけど、だんだん白衣姿が板についてくる。
ポリクリでのレポートは科によって難易度が全く違うらしい。
楽な科だと17時には終わるが、忙しいところだと夜遅くまでかかる。
・・・結果、デートどころではなくなる。
卒業後のことを考え始める時期。研修先や結婚、悩みはつきない。

6年:
夏先まではクリクラ(臨床実習)、秋~冬に卒業試験、
そして冬以降は国家試験の勉強で缶詰となる。
国家試験の勉強は早めに手をつけないと、
範囲が広すぎてまず終わらないらしい。
「国家試験は受かってあたりまえ」とよく言われるが、
最低医学部に合格して、6年まで進級してきた人たちが
それなりに勉強してあの合格率(9割前後)を出しているわけで、
決して「楽してても受かる」わけではない。みんな一生懸命やってます。



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【2010/12/27 21:37 】 | 再受験・合格後 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
先輩再受験生いわく
テストなんとか終わりました。
たぶん大丈夫のはず・・・

医学科は1学年だいたい100人なんですが、
6年間(といっても5~6年は実習中心なので実質4年)のなかで
一度も本試験を落とさずに合格してきた人って珍しいんですよ。
「まだ一度も泥がついてない」なんて言ったりします。
ちなみに私は今年物理を再試でなんとか受かったのですでに泥つきです・・・

学士さんや社会人経由入学の人は優秀な人が多く、
泥つきの人はあまりいません。
私はその理由をなんとなく「モチベーションがあるからだろう」
と漠然と考えていましたが、
先日再入学の40代の方とそんなお話をしたところ、

「普通の学生は”遊び”か”勉強”かになるから、”遊ぶこと”を選んでしまうけど
僕らは年齢的に”仕事”か”勉強”かになるから”勉強すること”を選ぶんだ。
仕事か勉強かっていったら勉強のがずっと楽しいしね。
それに勉強していなきゃいい年して何やってんの、って嫁に怒られるし(笑)」

と答えてくれました。
なるほどな、と思いました。
この方はもともと役所関係のお仕事をされていて
考えるところあって医学部に再入学(一般入試)されたそうです。

医学部はほんと、いろんな人がいます。
だから知らない人に会うのがとても楽しいです。
【2010/12/16 21:30 】 | 再受験・合格後 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
何でも屋は本当に何でもできるのだろうか?

まず一つめ。
教授曰く、

「入試の面接のときに、みんな○○に残る残るって言うけど、
お前ら全然残らないもんな」

みんなそれを聞いて笑ってました。
多くの人が身に覚えがあるようです

実際その通りです。
うちの学校の場合はだいたい半分以上県外へ行きます。
地元へ戻る人、結婚相手についていく人、新天地へ行く人。
だいたいが都会か、県庁所在地、
そうでなくても地方の中核都市へ行く人が多い。
大きな街の場合は大学病院や救急病院があるし、
中核都市にもある程度大きな総合病院があるからですね。

そしてもひとつ教授曰く。

「あれもやりたい、これもやりたいじゃなくて、
自分はこれだけはできる、というのを見つけるんよ」

ある先生に個人的に言われた言葉で印象に残っているものです。
4・5月ぐらいのとき、研究室でお会いしたんですが、
そのとき私はいろんな勉強会や部活に顔を出していて、
しかもそれがどこか「良いこと」のように思っていたので
この言葉には最初少し反感を覚えていました。
「この人はこういう仕事(昔は臨床だけど今は研究がメイン)
をしているからそう思うんだ」と。

確かにそういう面もあるのだと思います。
でも今考えれば、
きっとこれは先生なりの親心(先輩心)じゃないかと思うのです。

医学部の定員は相変わらず上昇傾向にあり、
医学部が新設されるという情報もあります。
今の歯科医をめぐる状況は10年後の医師のそれだとも言われます。
おそらく今のままではそうなるでしょう。

そうなったときに自分を守ってくれるのが「専門」なのだと思います。
研究だけに限らず、臨床でもそうなんじゃないかな。

でもそれだけではなくて、
自分はどんな病気でも診る医師になる(なれる)、という考えは
とても傲慢で、それは言葉は悪いですが
身の程知らず、とも取れるのではと思います。
そもそもその考えが可能なことであるならば、
今の医師の先生方に「専門」なぞ存在しないのでは。

なのに「自分にはできる!」って思っちゃうんですよね。
人より特別記憶力がいいとか、理解力があるとかではないのに。

私も、去年予備校で小論文の授業を受けたときに、
「自分は地域で何でも診る医師になりたい」
なんていう内容を書いたことをさっき思い出して、
一人赤面してしまいました。

この二人の先生の言葉を思い返して、
多くの先輩たちの「症例数の多い、都会の病院へ行く」
という選択はとても妥当な決断なのだと思いました。
医学部に入るまではその決断に抵抗もありましたが、
今考えてみれば、
それが一人前の医師になる近道なのだと、
それが長い目で見てbetterな道なのだと、
思うようになりました。
【2010/11/18 20:45 】 | 再受験・合格後 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
再受験・部活2
医学部の部活はちの学校の場合、総じて拘束が強いです。
文化部でもこの時間に帰宅です。
いわんや週3回活動の体育会系をや。
まあ運動部にはもれなくゴチがついてくるそうなので、
単純に比較はできないのですが。

あ、でも運動部のいいところは、
まさしく運動できるところ。

再受験の場合、単位認定で「体育」が免除されることが多く、
一般教養のうちから運動不足になりがちです。
私は週2~3回ジムへ通っています。

医学部でさえも体力勝負な面があるので、
(1年でも大事なテストはあるし、2年次になると解剖が入るし)
入学後は体力づくりすることをおすすめします。

若者なんかに負けないぞー!・・・ではなく
「若者に遅れずについていく」というマインドが必要ではないかと思います。
彼らが医学部では「基準」になっているからです。
【2010/11/16 22:58 】 | 再受験・合格後 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
再受験・部活
うちの学年は100人ちょっといますが、
何らかの部活に入っている人がおそらく9割以上です。
入学して半年もたてば、クラスの人の顔と名前が一致し、
なおかつ入部している部活名も言えたりします。

「部活には入ったほうがいいのか?」
→入ったほうがいいと思います。
なぜなら、地方では娯楽が少ないからです。
私も2つほど入っていますし、
知り合いの再受験生もほぼ皆何らかの部活に入っています。

テストの過去問のために入る人もいますが、
うちの学校では学年全体に試験対策委員が
過去問を配布してくれるシステムになっているので、
必ずしもテストのために入る必要はないと思います。
(ただ、過去レポートが手に入るメリットはある)

学生は社会人と違い時間に余裕がある、
(社会人経験者で一般入学より忙しい学士編入者いわく)
そのあまった時間を過ごせるものがないと辛い。
しかも知り合いの少ない地域に赴く場合、
休日に遊ぶ友達もいないのが本当のところ。
彼氏彼女だってそうそう遠くまで会いに来てくれない。

そこでやっぱり「現地でできた友達」が必要となるわけです。

クラスを半年眺めていてわかるのは、グループ内の共通点として
①出身が同じ(高校からの友達、または県内出身者など)
②同じ部活
③同じ年齢(現役や1浪に多い。2浪以上になると数が少ないしね)

などの要素が挙げられます。
学士編入組は編入組で固まります。
たぶんカリキュラムが独特で、仲良くなりやすいんでしょうね。
学士編入組と学士一般入学組は接点があるとは限らないので、
仲良くなりやすい、とは必ずしも言えません。

話を戻して、グループもとい友達を作るのに
①と③の条件は再受験生にとっては厳しいので、
②が可能性としては高いのかなと思います。

部活に入るときは少しでも興味のあるものに。
それが長く続ける秘訣だし、
長く入っていれば友達も知り合いも増える。
そしたらきっと毎日が少し楽しくなるし、
それが何も知らない土地で長くやっていくのに
必要なことだと思います。
【2010/11/13 01:42 】 | 再受験・合格後 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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